中学校はチャペル、高等学校は体育館で、「聖ペトロ・聖パウロの祝日ミサ」を厳かに執り行いました。
来住(きし)神父さまとペトロ神父さまを司祭としてお招きし、福音の朗読・講話・祝福をいただき、全員で聖歌を歌いました。
来住神父さまは講話のなかで、聖ペトロと聖パウロを同じ日に祝う意味について、「聖パウロは、新しい領域を勇気をもって開拓していく人です。聖ペトロは、ある意味守る人です。創りあげたものが、次第に別のものになっていかないように、創りあげたものをきちんと守っていく、それが聖ペトロという人物が象徴するところです。この2つのタイプの人間が、互いに認め尊重し合いながら共同体を育てていくのです。これが、2人の聖人を一緒に祝う理由です。教会に限らず、人間の社会でも、この2つの役割が必要です。しかし、2つのタイプの人間は、ともすると理解し合えず反目します。皆さんのなかにも、それぞれのタイプがおられるでしょう。互いに認め合い、尊敬し合って伸ばしていかれることを願っています。」と講話されました。
また、ペトロ神父さまは、「十字架の縦は神さま、横はわたしたちであり、横の人間関係も大切にしなければ、本物の信仰にはなりません。明るい人間関係を築くためには、必要なことが6つあります。それは、『ごめんなさい』と謝ること、『よくやった』とほめること、『どう思う』と傾聴すること、『たのむ』とお願いすること、『感謝』を伝えること、そして、最後に『私』のことを考える。これらが大切なのです。」と教えてくださいました。
中学校のミサのようす(チャペル)
高校のミサのようす(体育館)